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なんでも、mpcの最新版にはFaction設定機能が追加されたとのことですので(自分はmpc入れてないのでMODの動作や仕様については不明ですが。)、Factionに関して考えてみます。
Factionと言うのはその訳の通り、派閥や党派を意味する機能で、ゲーム内でプレイヤーを組織に加入させたり、建物やアイテムの所有権を持たせたり、組織ごとの独立したDialogを持たせたり、組織間に友好度を設定できたりと言ったことが出来ると言うのが特徴。
Faction にはFighters GuildやMages Guildのようなプレイヤーが加入できるFactionの他、Necromancer教団やゴブリンの部族のようにプレイヤーが加入できないもの、友好度やConditions設定の為に存在するダミーの組織や、プレイヤーからは見えないけど加入させられてる組織などが存在します。
一応ゲームのネタバレなどを含みますので注意。
Factionと言うのはその訳の通り、派閥や党派を意味する機能で、ゲーム内でプレイヤーを組織に加入させたり、建物やアイテムの所有権を持たせたり、組織ごとの独立したDialogを持たせたり、組織間に友好度を設定できたりと言ったことが出来ると言うのが特徴。
Faction にはFighters GuildやMages Guildのようなプレイヤーが加入できるFactionの他、Necromancer教団やゴブリンの部族のようにプレイヤーが加入できないもの、友好度やConditions設定の為に存在するダミーの組織や、プレイヤーからは見えないけど加入させられてる組織などが存在します。
一応ゲームのネタバレなどを含みますので注意。
Faction選択画面の開き方ですが、CSを開き、プルダウンメニューのCharacter>Factionsから見ることができます。
こんな感じのウィンドウが出てくるはずです。
現在選択しているのは「PlayerFaction」と言うEditorIDを持ったFactionで、これはプレイヤーが強制的に所属させられる隠されたFactionです。
たとえばですが、これに対して敵対しているのがHacdirtの住民が所属している「HackdirtBrethren」と言うEditorIDを持ったFactionなどで、逆にPlayerFactionに対して友好的なのがプレイヤーの所有する馬が所属している「HorsePC」と言うFactionなど。
Factionには他のアイテム同様、ゲーム内で表示される正式な名前の他、EditorIDとFormIDが存在しています。
Newを選択するとEditorIDを打ち込むブロックが出てきますので、他のFactionのEditorIDと被らないような任意のID名を入れてOKをクリックしてください。(もちろん半角英数で。)
また、Duplicateを選択することで選択中のFactionのコピーを生成することができます。
複製されたFactionは「PlayerFactionCOPY0000 *」と言うようなEditorIDを持ったFactionになるはずです。
末尾の*はこのespで変更された箇所であることを示すものなので、無視してOKです。
Deleteはそのままの意味で、選択しているFactionを削除します。Oblivion.esmに存在しているFactionを削除してしまった場合、予期せぬ挙動を起こす可能性が高いので、慎重に行う必要があります。
Use Infoを選択すると、そのFactionを呼び出しているScriptやそのFactionに所属しているNPC、友好・敵対関係にある他のFaction、そのFactionが所有権を持っているアイテムなどがリストアップされます。
既に存在しているEditorIDを変更したいと言う場合は、ファイル名を変更する時のように、ダブルクリックにならないくらいの速度で2回クリックすれば変更できます。
こちらの変更も削除同様、慎重に行ってください。基本的には自分で追加したFactionのID変更に留めておいた方が無難です。
次に、チェックボックスなどの機能に関して。
Name - そのFactionの名前です。ゲーム内で表示されるものなので、プレイヤーから見えないFactionならば設定しなくても特に問題はありません。
Hidden from PC - このチェックボックスをオンにした場合、プレイヤーから見えなくなります。先程挙げたPlayerFactionが分かりやすいですが、プレイヤーはこの組織に参加していても、インベントリ画面の所属組織からそれを確認することができません。存在していないわけではないので、友好度補正はキッチリかかりますし、Scriptなどから呼び出すこともできます。
Evil - これにチェックをつけた場合、その組織は悪の組織と言う扱いになり、先制攻撃で殺しても犯罪になりませんし、Lucienが枕元に立つこともありません。Bandit、Marauder、Necromancerのような悪役の所属する組織がこれ。
このチェックがオフになっている場合でも、NPCから戦闘を仕掛けた場合、返り討ちにしても基本的には犯罪に問われないのですが(ただし、犯罪を犯した時に衛兵に対し抵抗を選択した場合など、返り討ちにしても犯罪に問われる条件はあり。)、仕掛けてきた敵NPCが戦闘途中で逃げ出した場合に追い討ちで殺したりした場合に犯罪に問われたり、Dark Brotherhoodからの勧誘が来ることがあります。
また、Evil設定のFactionの所有アイテムの盗みに関してですが、基本的に犯罪にはなりませんし、カーソルが赤くなりません。
しかしたまに犯罪に問われることがあるようで、微妙に挙動がおかしい点があります。自分が知る限りでは、Hackdirt地下でチェストからアイテムを拾ったら罰金を科せられた経験があります。また、たとえ犯罪に問われなくても、盗まれたNPCは盗んだNPC(またはPC)に対して泥棒として警告を行います。
Special Combat - このチェックをつけると、そのFactionに属したNPC同士の戦闘に他のNPCが関与しません。分かりやすい例を挙げれば、Dark Brotherhood終盤で戦うことになるUngolimやJ'Ghasta。他にもArenaでの戦闘などがこれです。
また、この処理がその対象Factionに属するNPC同士での戦闘に限ったものなのか、Special Combatにチェックがついた全Factionに属するNPC同士での戦闘なのかに関してですが、恐らく後者が正しいと思われます。
Arenaの戦闘で解説をしますが、敵NPCになっているYellow Teamのコンバタントは「ArenaYellowTeam」に属していて、これはSpecial CombatにチェックのついたFactionです。一方、Arenaでの戦闘時に限り、プレイヤーは「ArenaPlayer」と言う、同じくSpecial Combatにチェックのついた別のFactionに所属させられます。つまりSpecial Combatにチェックのついた別のFaction同士の戦闘であって、この機能が同じFaction内での戦闘に限る必要はないことが分かると思います。
CS Wikiでは「このチェックはBladesのスパーリングのように使える」とありますが、これは微妙な誤解です。
FortisとPelagiusは武器を使用しているだけで、本当に戦闘をしてる訳ではないので、このチェックは特に必要がありません。(ただ、このスパーリングを行っているメンバー二名が本当にSpecial CombatにチェックのついたFactionに属しているのは事実で、Bethesdaのクリエイターが誤解していたか、本当に戦闘させる予定だったのを変更した可能性があります。)
Crime Gold Multiplier - この数値を変更すると、そのFactionに所属しているNPCに対して犯罪を犯したときに、科せられる罰金の倍率を変更できるようです。
これに関してゲーム内で活用されているポイントは、Cheydinhalのサブクエスト「Corruption and Conscience」で使用される「CheydinhalCorruptGuardsFactionMS10」と言うFactionのみで、このFactionはCrime Gold Multiplierの数値が1.50になっています。
このクエストを解決する前に、Vanillaの時点で存在しているCheydinhal衛兵を殺してみればお分かりでしょうが、通常ならば殺人で1000Gの罰金が科せられるのに対し、1500Gの罰金が科せられます。
恐らく、このクエストの軸になっている「Cheydinhal衛兵による異常な罰金」と言うのを演出するためのものだと思われます。
Rank Data - そのFaction内の階級です。右クリックからNewで新規階級、Deleteで選択した階級の削除ができます。階級の名前を変更するにはRank Titlesから変更でき、Rank Insigniaのところで階級ごとのアイコンを選択できます。
Interfaction Relations - ここではFaction同士の友好関係を変更できます。この友好度補正はランクごとに適応されるとのことです。(ギルドなどで階級が上がると周囲のメンバーが段々好意的になっていくと言う演出に使えます。)
たとえばですが、Mages GuildのメンバーはMages Guildのメンバーに対して+20の友好度補正を持っているので、階級がランク7のWizardになった場合、合計+160の友好度補正になります。
一方、NecromancerFactionには-30の補正がありますが、NecromancerFactionにはランクがないので、-30のままとなります。
友好度のマイナス補正によって、Mythic Dawnの潜伏信者のように、他のNPCには友好的なのにプレイヤーに対してのみ交戦を行うなどの演出が可能です。この場合、向こうから戦闘を仕掛けさせるにはそのNPCのAggressionを10以上に設定する必要があります。
NPCをFactionに属させたい場合ですが、Object WindowでNPCをダブルクリックし、出てきたウィンドウのFactionsのツマミを選び、リストにFactionをドロップし、OKで確定します。
他にもアイテムや建物の所有権をNPCに持たせられるのと同様にFactionに持たせることができますが、これは見れば分かると言うか、わざわざ解説するまでもないくらい簡単なことなので、今回は割愛します。
こんな感じのウィンドウが出てくるはずです。
現在選択しているのは「PlayerFaction」と言うEditorIDを持ったFactionで、これはプレイヤーが強制的に所属させられる隠されたFactionです。
たとえばですが、これに対して敵対しているのがHacdirtの住民が所属している「HackdirtBrethren」と言うEditorIDを持ったFactionなどで、逆にPlayerFactionに対して友好的なのがプレイヤーの所有する馬が所属している「HorsePC」と言うFactionなど。
Factionには他のアイテム同様、ゲーム内で表示される正式な名前の他、EditorIDとFormIDが存在しています。
EditorIDはCS上での操作時に呼び出されるもので、FormIDはゲーム上の処理に使用されるものです。
CS操作上では基本的に全てEditorIDの方を使用することになります。
Factionの追加削除に関しては右クリックからの操作でできます。
CS操作上では基本的に全てEditorIDの方を使用することになります。
Factionの追加削除に関しては右クリックからの操作でできます。
Newを選択するとEditorIDを打ち込むブロックが出てきますので、他のFactionのEditorIDと被らないような任意のID名を入れてOKをクリックしてください。(もちろん半角英数で。)
また、Duplicateを選択することで選択中のFactionのコピーを生成することができます。
複製されたFactionは「PlayerFactionCOPY0000 *」と言うようなEditorIDを持ったFactionになるはずです。
末尾の*はこのespで変更された箇所であることを示すものなので、無視してOKです。
Deleteはそのままの意味で、選択しているFactionを削除します。Oblivion.esmに存在しているFactionを削除してしまった場合、予期せぬ挙動を起こす可能性が高いので、慎重に行う必要があります。
Use Infoを選択すると、そのFactionを呼び出しているScriptやそのFactionに所属しているNPC、友好・敵対関係にある他のFaction、そのFactionが所有権を持っているアイテムなどがリストアップされます。
既に存在しているEditorIDを変更したいと言う場合は、ファイル名を変更する時のように、ダブルクリックにならないくらいの速度で2回クリックすれば変更できます。
こちらの変更も削除同様、慎重に行ってください。基本的には自分で追加したFactionのID変更に留めておいた方が無難です。
次に、チェックボックスなどの機能に関して。
Name - そのFactionの名前です。ゲーム内で表示されるものなので、プレイヤーから見えないFactionならば設定しなくても特に問題はありません。
Hidden from PC - このチェックボックスをオンにした場合、プレイヤーから見えなくなります。先程挙げたPlayerFactionが分かりやすいですが、プレイヤーはこの組織に参加していても、インベントリ画面の所属組織からそれを確認することができません。存在していないわけではないので、友好度補正はキッチリかかりますし、Scriptなどから呼び出すこともできます。
Evil - これにチェックをつけた場合、その組織は悪の組織と言う扱いになり、先制攻撃で殺しても犯罪になりませんし、Lucienが枕元に立つこともありません。Bandit、Marauder、Necromancerのような悪役の所属する組織がこれ。
このチェックがオフになっている場合でも、NPCから戦闘を仕掛けた場合、返り討ちにしても基本的には犯罪に問われないのですが(ただし、犯罪を犯した時に衛兵に対し抵抗を選択した場合など、返り討ちにしても犯罪に問われる条件はあり。)、仕掛けてきた敵NPCが戦闘途中で逃げ出した場合に追い討ちで殺したりした場合に犯罪に問われたり、Dark Brotherhoodからの勧誘が来ることがあります。
また、Evil設定のFactionの所有アイテムの盗みに関してですが、基本的に犯罪にはなりませんし、カーソルが赤くなりません。
しかしたまに犯罪に問われることがあるようで、微妙に挙動がおかしい点があります。自分が知る限りでは、Hackdirt地下でチェストからアイテムを拾ったら罰金を科せられた経験があります。また、たとえ犯罪に問われなくても、盗まれたNPCは盗んだNPC(またはPC)に対して泥棒として警告を行います。
Special Combat - このチェックをつけると、そのFactionに属したNPC同士の戦闘に他のNPCが関与しません。分かりやすい例を挙げれば、Dark Brotherhood終盤で戦うことになるUngolimやJ'Ghasta。他にもArenaでの戦闘などがこれです。
また、この処理がその対象Factionに属するNPC同士での戦闘に限ったものなのか、Special Combatにチェックがついた全Factionに属するNPC同士での戦闘なのかに関してですが、恐らく後者が正しいと思われます。
Arenaの戦闘で解説をしますが、敵NPCになっているYellow Teamのコンバタントは「ArenaYellowTeam」に属していて、これはSpecial CombatにチェックのついたFactionです。一方、Arenaでの戦闘時に限り、プレイヤーは「ArenaPlayer」と言う、同じくSpecial Combatにチェックのついた別のFactionに所属させられます。つまりSpecial Combatにチェックのついた別のFaction同士の戦闘であって、この機能が同じFaction内での戦闘に限る必要はないことが分かると思います。
CS Wikiでは「このチェックはBladesのスパーリングのように使える」とありますが、これは微妙な誤解です。
FortisとPelagiusは武器を使用しているだけで、本当に戦闘をしてる訳ではないので、このチェックは特に必要がありません。(ただ、このスパーリングを行っているメンバー二名が本当にSpecial CombatにチェックのついたFactionに属しているのは事実で、Bethesdaのクリエイターが誤解していたか、本当に戦闘させる予定だったのを変更した可能性があります。)
Crime Gold Multiplier - この数値を変更すると、そのFactionに所属しているNPCに対して犯罪を犯したときに、科せられる罰金の倍率を変更できるようです。
これに関してゲーム内で活用されているポイントは、Cheydinhalのサブクエスト「Corruption and Conscience」で使用される「CheydinhalCorruptGuardsFactionMS10」と言うFactionのみで、このFactionはCrime Gold Multiplierの数値が1.50になっています。
このクエストを解決する前に、Vanillaの時点で存在しているCheydinhal衛兵を殺してみればお分かりでしょうが、通常ならば殺人で1000Gの罰金が科せられるのに対し、1500Gの罰金が科せられます。
恐らく、このクエストの軸になっている「Cheydinhal衛兵による異常な罰金」と言うのを演出するためのものだと思われます。
Rank Data - そのFaction内の階級です。右クリックからNewで新規階級、Deleteで選択した階級の削除ができます。階級の名前を変更するにはRank Titlesから変更でき、Rank Insigniaのところで階級ごとのアイコンを選択できます。
Interfaction Relations - ここではFaction同士の友好関係を変更できます。この友好度補正はランクごとに適応されるとのことです。(ギルドなどで階級が上がると周囲のメンバーが段々好意的になっていくと言う演出に使えます。)
たとえばですが、Mages GuildのメンバーはMages Guildのメンバーに対して+20の友好度補正を持っているので、階級がランク7のWizardになった場合、合計+160の友好度補正になります。
一方、NecromancerFactionには-30の補正がありますが、NecromancerFactionにはランクがないので、-30のままとなります。
友好度のマイナス補正によって、Mythic Dawnの潜伏信者のように、他のNPCには友好的なのにプレイヤーに対してのみ交戦を行うなどの演出が可能です。この場合、向こうから戦闘を仕掛けさせるにはそのNPCのAggressionを10以上に設定する必要があります。
NPCをFactionに属させたい場合ですが、Object WindowでNPCをダブルクリックし、出てきたウィンドウのFactionsのツマミを選び、リストにFactionをドロップし、OKで確定します。
他にもアイテムや建物の所有権をNPCに持たせられるのと同様にFactionに持たせることができますが、これは見れば分かると言うか、わざわざ解説するまでもないくらい簡単なことなので、今回は割愛します。
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